Above The Clouds / Brian Simpson

Above the Clouds (Dig)

Above the Clouds (Dig)

Brian Simpsonのキーボード(ピアノ)がメインのスムースジャズGeorge Duke, Dave Koz, Chuck LoebやMichael Breckerなど多彩なゲストも登場して華やかに、そして手堅くまとめた1枚だと思う。各曲の強烈な印象は残りにくいんだけど、ずっと流しておくにはありがたい。さらに、スムースのアルバムの場合、ゆったりしたテンポの曲が多すぎると眠くなるという欠点があるんだけど、このアルバムは軽快なリズムの曲が多いので好きだ。

#1 イントロからしてヤラレたって感じの西海岸系の爽快スムース。全体的にそうだけどBrianのピアノは手数が多くて細かい。#2 コミカルな感じで進む。#3 派手にホーンが入ってさらに軽快に。Chuck Loebのギターソロも渋いし、最後に転調してピアノソロに入っていくあたりがめちゃカッコイイ。#7 ゆったりした曲でDave KozにWayman Tisdaleのベースがからんで不思議な音に。Brianはあいかわらずチャキチャキのピアノで応戦。#9 イントロのVibeのフレーズにびっくり。George Dukeだった。一度はwhistle風のmoogソロで盛り上げておいて、静かにピアノソロに移行するあたりが、これまた渋い展開。#11 トリはMichael BreckerとBrian Brombergのベースで。ちょっと毛色が違うけど、こういうのもいい。